トマト栽培~作業紹介~
まずは土づくりです。定植の1か月前から作業が始まります。野﨑農園では有機肥料を中心にした施肥設計を行っています。また、数年に一度は緑肥を栽培し、すき込むことで圃場に有機物を補給し、バランスのいい土づくりを心がけています。
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土づくりが終わったら、いよいよ定植です。野﨑農園では9月上旬と10月下旬の2回に分けて、合計1800本のトマトの苗を定植します。
野﨑農園ではトマトの生育状態に合わせて追肥や水やりを行います。トマトが今求めている水分量や肥料の量を過不足なく与えることによって、健康でおいしいトマトを作れるように日々努力しています。
温度・湿度・CO2濃度・土壌水分量などはスマホやPCなどで常にモニタリングし、トマトの生育に最適な状態になるように管理しています。
受粉作業は、マルハナバチに働いてもらいます。
トマトは茎と葉の間から側枝が出てきます。そのままにしておくと本来は実に行くはずだった栄養分が側枝の成長に使われてしまうため、定期的に芽を取り除きます。
トマトの葉は光合成をすることで、実や葉に送る栄養分を作り出します。しかし、古くなった葉は光合成をする能力が低下するため、順次取り除きます。
野﨑農園ではトマトの茎を垂直に伸ばしていきます。ある程度伸びると保温用のカーテンにぶつかってしまいます。そこで定期的にトマトを下におろす作業を行います。
トマトは紐で垂直に伸ばしていきますが、伸びた茎をそのままにしておくと横に倒れてきてしまいます。そこで専用のクリップを使って紐に止めて、倒れないようにする作業です。
いよいよ収穫です。収穫は9月定植分は11月末から、10月定植分は翌年の2月から始まり、6月いっぱいで終了します。